当社SDKの導入方法 for Windows

2020.08.06

当社SDKの導入方法

 

 

こんにちは、せんだです。

 

本ブログでは、当社SDKの導入方法について書いていきます。

今回はWindows編です。

 

それでは、さっそく紹介させていただきます。

 

今回は例として当社のSDKをご購入いただいた際にSDKと合わせてお渡しさせていただくサンプルアプリを用いて、ご説明します。

また、使用するSDKは生体判定SDKとします。

 

環境

  • Windows 10 Home ver 1909 / 64bit
  • Intel Core i7 1.80GHz / メモリ8GB
  • OpenCV 4.3.0
  • OpenCV Contrib 4.3.0
  • Cmake 3.17.2
  • Visual Studio 2019 for Windows

 

やること

  • SDKの配置
  • ビルド用フォルダの作成
  • cmakeを使ったビルド
  • 実行フォルダへSDKを配置する
  • サンプルアプリの実行

 

 

なお、OpenCV/OpenCV Contribのインストールが未だの方はこちらのブログを見ながら、先にOpenCVのインストールを行いOpenCVへのパスも通しておいて下さい。

 

それでは、説明していきます。

 

SDKの配置

 

①サンプルアプリのフォルダ(今回はsample-appとします)内に「sdk」フォルダを作成します。

 

sdkフォルダを作成する

 

②作成した「sdk」フォルダ内にLivenessCheck.dll、LivenessCheck.hpp、LivnessCheck.libを配置します。

 

sdkをsdkフォルダにコピーする

 

以上でSDKの配置は完了です。

 

 

ビルド用フォルダの作成

 

①サンプルアプリのフォルダ内に「build」フォルダを作成します。以降のビルド実行、アプリケーション実行はこのフォルダの中で行います。

 

buildフォルダを作成する

 

以上でビルド用フォルダの作成は完了です。

 

 

cmakeを使ったビルド

 

①まず初めにWindows PowerShellを起動して、buildフォルダに移動します。(コマンドプロンプトでも動作します)

 

1
$ cd /path/to/sample-app/build

※ /path/to/はお使いの環境に合わせたパスを指定してください。

 

③cmakeで使用するGeneratorを確認します。

 

1
$ cmake --help

 

赤枠で囲った部分がGeneratorのリストです。

 

cmakeのgenerator確認

 

 

④ビルドの為のConfigureとGenerateを実行します。今回は”Visual Studio 16 2019″を使用します。

 

1
$ cmake .. -G 'Visual Studio 16 2019'

 

sdkをgenerateする

 

 

⑤ビルドを実行します。

 

1
$ cmake --build . --config Release

 

sdkをビルドする

 

⑥ビルド後のフォルダの中身を確認します。下記のようになっていれば成功です。

sample-app¥build

 

ビルド後のbuildフォルダ

 

sample-app¥build/src/Release

 

ビルド後のReleaseフォルダ

 

以上でビルドは完了です。

 

 

実行フォルダへSDKを配置する

 

①先ほどビルドを実行して生成された下記のフォルダにSDKをコピーします。

コピー元:sample-app¥sdk¥LivenessCheck.dll

コピー先:sample-app¥build¥src¥Release¥

 

 

sdkをコピーする

 

 

②USBアクティベーションの場合は、下記のフォルダにアクティベーション用のDLLをコピーします。

コピー元:sample-app¥lib¥win¥Rockey2.dll

コピー先:sample-app¥build¥src¥Release¥

 

 

アクティベーション用DLLをコピーする

 

 

以上で実行フォルダへのSDKの配置は完了です。

 

 

サンプルアプリの実行

 

①コマンドラインでサンプルアプリを実行します。

 

1
$ .¥livenesscheck_sample.exe 0 1280 720

※実行時の第二引数はUSBカメラ番号です。PCインカメラが0になり、外付けUSBカメラは1になるケースが多いです。

 

サンプルアプリを実行する

 

 

②サンプルアプリが起動します。

 

サンプルアプリ起動画面

 

 

お疲れ様でした。

 

以上で、当社SDKの導入は完了です。

 

 

 

 


Top