厚労省の認定マークについて調べてみた
2020.05.29
こんにちは、中村です。
最近は湿気が多くなって夏な雰囲気がでてきましたね。
今年も暑くなるんだろうなぁ…。熱中症怖いなぁ…。
さて今回は、厚労省の認定マークについて。
認定マークは見たことがあるという方は多いのではないでしょうか。あれね、あのピンク色のとか。
気になってはいたものの、そのままになっていたので、この機会に調べてみた次第です。
それでは、いってみよう。
●くるみん/プラチナくるみん
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/shokuba_kosodate/kurumin/index.html
画像引用:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/shokuba_kosodate/kurumin/index.html
「次世代育成支援対策推進法」という法律に基づいて、少子化対策として子育て支援などに積極的に取り組む企業や法人が対象となる認定制度です。
認定を受けるためには、「くるみん認定基準」を満たす必要があります。
”雇用環境について一般事業主行動計画を適切に策定したこと” や ”計画期間が「2年以上~5年以下」であること”…などの10の要件があります。
認定基準を全てクリアして無事認定された場合には、くるみんマークが付与され、HPや求人広告などに掲載が可能となります。
くるみん認定されると、採用力アップや企業イメージの向上はもちろんのこと、「くるみん税制」という割増償却の適用や公共調達の際の加点評価といった優遇措置を受けることができます。
くるみん認定を受けてから、さらに高い水準の取り組みを行い認定基準を満たした企業には、プラチナくるみんの認定を受けることができます。
●えるぼし
https://positive-ryouritsu.mhlw.go.jp/positivedb/nintei/index.html
画像引用:https://shokuba.mhlw.go.jp/published/special_02.htm
女性活躍推進法に基づき女性活躍を推進する企業が対象となる認定制度です。
認定段階が3段階にわかれており、5つの認定基準のうち満たしている基準の項目数に応じて認定段階が決まります。
5つの評価項目
・採用
・継続就業
・労働時間などの働き方
・管理職比率
・多彩なキャリアコース
認定段階
・5つ全てを満たしている場合:3段階目
・3~4つを満たしている場合:2段階目
・1~2つを満たしている場合:1段階目
くるみん認定同様に、えるぼし認定された場合にも、付与されたえるばしマークをHPや求人広告などに掲載が可能となります。
●ユースエール
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000100266.html
画像引用:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000100266.html
若者の採用、育成に積極的で、若者の雇用管理の状況などから優良な中小企業が対象となる認定制度。
若者の就業マッチング向上や企業の円滑な採用支援を図る制度となっています。
認定されることによって、「くるみん」や「えるぼし」のように、会社のイメージアップや採用力強化につなげることができます。
さらに以下のようなメリットもあります。
・日本政策金融公庫による低利融資
・若者の採用育成を支援する関係助成金を加算
・公共調達における加点評価
若手採用の難易度が上がる昨今ですので、こういった認定制度を受けて企業としてのメリットをうまく利用しながら、若者が安心して働くことができる職場環境を整えて、求職者に安心感をもってもらうことも重要ですね。
●安全衛生優良企業公表制度
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/shindan/shindan_index.html
画像引用:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000075611.html
労働安全衛生に関して積極的な取り組みを行っている企業を認定し、さらにより多くの企業に安全衛生の積極的な取組を促進するための認定制度。
この認定を受けるためには、過去3年間労働安全衛生関連の重大な法違反がない、労働者の健康保持増進対策、メンタルヘルス対策、過重労働防止対策、安全管理など、積極的な取組を行っていることが必要となります。
認定を受けると、認定マークを利用することができます。
上記で記載した「くるみん制度」などよりも、認定を受けるためのハードルが高いように感じます。
専用ページで自社が対象になるのか診断ができるようですので、一度診断してみるといいかもしれません。自社の現状の見直しもできるのでおすすめです。
以上の4つが、厚労省の認定制度で認定を受けると付与されるマークでございました。
企業のイメージアップや採用力強化だけでなく、税制優遇措置も受けられる点は、大きなメリットではないでしょうか。
企業側のメリットだけではなく、働いてるスタッフや求職者の方にとっても、社内環境が整備されたり、応募する際の判断材料にもなるので、双方ともにメリットがあるんじゃないかと中村は思いました。
認定を受けるには、各制度ごとに基準が設けられているので、社内整備を行うのは大変かもしれませんが、
チャレンジしてみる価値はありです。スワローでもチャレンジしてみようかなと勝手に思っているよ。
それでは、また~。
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