中村が選ぶ雇用関係助成金3選

2019.10.28

こんにちは、中村です。
先日、六本木で開催されているバスキア展に行ってきました。
実物が見れて中村感動。11月17日(日)まで開催されているので、気になっている方はお早めに!

 

何点か撮影OKな作品があるよ

 

さて今回は、助成金について。中村が独断と偏見で選んだ3つの雇用関係助成金のご紹介です。
スワローでは、これまでいくつか助成金を申請したことがありますが、書類が多かったり、細かいルールがあったりで、けっこう大変なんですよね。大変ではありますが、スタッフの人材育成に繋がったり、制度を見直すきっかけになったり、プラスの面もあります。
あとは、コーポレート部門は収入を得る部門ではないですが、うまく助成金を活用すれば、人材育成や制度見直しを行いながら、収入につなげることができるので、チャレンジしてみるのはアリだと思います。
※あくまで制度の改善など行った結果の助成金なので、とにかく収入ゲットのため…という理由だけで申請するというのはおすすめしません。

 

それでは、助成金のご紹介へ。

 

■キャリアアップ助成金
ご存知の方も多いキャリアアップ助成金。この助成金は、有期契約社員、短時間社員(パートさん)、派遣労働者といった、非正規雇用社員の企業内でのキャリアアップなどを促進するため、正社員化、人材育成、処遇改善などの取組を実施した事業主に対して助成する制度となります。

正社員化コースなど、いくつかのコースに分かれていて、コースごとに申請を行います。
支給金額や受給要件もコースごとにかわります。

 

例えば、正社員化コースの場合。
有期契約労働者 → 正社員への転換:1人あたり57万円(大企業の場合:42万7,500円)
生産性の向上が認められる場合:1人あたり72万円(大企業の場合:54万円)
といった助成額になります。

 

申請の際には、細かい要件がありますので、以下を確認してみてくださいませ。
https://www.mhlw.go.jp/content/11650000/000527143.pdf

 

 

■人材確保等支援助成金(人事評価改善等助成コース)
こちらは、生産性向上のための人事評価制度と賃金制度の整備を通して、社員の賃金アップと離職率の低下を図ることで、人材不足解消を目的としています。

助成額は、
制度整備助成:50万円。
目標達成助成:80万円。
となっています。両方が承認されると合計130万円の助成となります。

 

こちらの助成金を申請するには、人事評価や賃金制度が整備されなければいけないので、社員にとっては適切な評価を受けるきっかけになりますし、その結果、社員のモチベーションが上がれば、会社としても離職率の低下や生産性の向上による業績アップにつながる可能性があるため、双方にとってメリットを生む助成制度になります。

 

ただし、実施項目が多く内容が複雑なのと、支給要件が企業によっては負担になってしまうケースがあるため、制度を活用する際には、会社の財務状況などをしっかりと検討いただく必要がありますので、
その点ご注意ください。

制度の詳しい内容は以下を。
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000503564.pdf

 

 

■両立支援等助成金
この助成金は、社員に対して出産育児、介護をしやすいように会社が支援を行った場合に支給される助成金です。男性の育児休業取得促進、仕事と介護の両立、仕事と育児の両立、育児介護による離職の防止のため、こちらの助成金を活用しながら、社内制度の見直しを行ってみてはいかがでしょうか。

 

こちらもコースがわかれいるので、申請および助成額はコースごとに異なります。
例えば、出生時両立支援コースの場合、男性社員の育児休業取得のしやすい職場づくりの取り組みを行い、
男性社員の育児休業や育児目的休暇の利用者が出ると助成対象になります。
この場合の休業期間は、中小企業の場合は、出生後8週間以内に開始する連続する育児休業5日以上の取得が必要となります。

 

そして、5日間以上の育児休業を取得してもらった結果、1人目の子供の場合は57万円が助成され、生産性要件を満たすと、この金額は72万円となります。
会社にとっても、この助成額はメリットになりますし、少なくても5日間休みをとって子供と過ごす時間を確保できることは、社員やご家族にとってもプラスになるのではないでしょうか。

 

申請にあたっては、こちらの制度も細かい要件がありますので、以下を確認してみてください。
https://www.mhlw.go.jp/content/000526013.pdf

 

 

以上、中村が独断と偏見で選んだ助成金でした。
記載した他にも沢山の助成金があるので、定期的にチェックして、自社に合う助成金を申請して、社内制度改善につなげてみるといいと思います。申請は大変だけどね…。

雇用関係の助成金はこちらに載っているので、ご確認くださいませ。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/index_00007.html

 

それでは、また~。


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