顔認証に手軽にアドオン可能!判定精度99.99%の「なりすまし判定SDK ver.2.3.0」を提供開始
2026.07.15
フェイク判定精度の向上(自社検証 約100万フレームで判定精度99.99%)に加え、C#言語にも正式対応!
Windowsアプリ・スマホアプリ・SDKにてそれぞれ無料で技術を試用いただけます
株式会社スワローインキュベート(本社:茨城県つくば市、代表取締役:大野寿和、以下「スワローインキュベート」)は、パナソニックとの共同特許技術を活用した「なりすまし判定SDK」の最新バージョン ver.2.3.0 を、2026年7月15日より提供開始いたしました。
本バージョンでは、フェイク判定精度の向上、顔位置検出精度の向上、OpenCV ライブラリの更新、および C#(.NET 8)の正式対応を実施しております。

「なりすまし判定技術」とは
「なりすまし判定技術」は、顔認証や eKYC(オンライン本人確認)などの「撮影時」に、写真・スマートフォン画面・紙面(印刷物)に投影された顔画像による「なりすまし」を検知する生体検出(ライブネス検知)技術です。1フレームの静止画から判定できる「フェイク判定」と、ユーザに顔向きやまばたきなどといったランダムなアクションを求める「アクション判定」により、顔認証搭載端末や本人確認サービスのセキュリティを強化します。カメラ依存が少なく、WEBカメラ・スマホカメラなど流通している多くのカメラで手軽に実装でき、CPU のみでも高速に処理可能です。
2026年06月末現在、全国40拠点以上で導入されており、大手医療機関向け認証ソリューション、入退室管理端末や勤怠管理端末等をはじめ様々なシーンでご活用いただいております。
【YouTube動画】なりすまし攻撃検出デモ
入退室端末などの顔認証時に、他人の顔画像を使った「なりすまし攻撃」の検知をイメージしたデモ動画です。
なりすまし判定モデルにより、撮影時に本物の顔を投影時には「Real」と青枠で検出結果が表示され、偽物の顔を投影時には「Fake」と赤枠で検出結果が表示されるデモです。
スマホ・タブレット・紙面・写真による攻撃を高精度に検出している様子をご覧ください。
ver.2.3.0 アップデート内容
【1】フェイク判定精度の向上
なりすまし判定の中核となるフェイク判定モデルを改良しました。従来より、写真・スマートフォン画面・紙面(印刷物)などを用いたなりすまし攻撃を検知しておりますが、本バージョンでは、なかでも紙面・印刷物による攻撃の検知精度を集中的に向上させております。
約100万フレームの自社検証データ(本物 約78万フレーム/なりすまし 約22万フレーム)を用いた評価では、なりすまし攻撃の検知率・本物の顔の通過率ともに 99.99% を達成しています。
ISO/IEC 30107-3 で定義される評価指標では、APCER(攻撃提示分類エラー率/攻撃の見逃し率)0.0136%、BPCER(本人提示分類エラー率/本人の誤拒否率)0.0035% という結果です。
※本数値は自社検証データ・標準判定閾値による自社評価であり、第三者認定機関による認定値ではありません。より高いセキュリティが求められる用途では、判定閾値の調整により攻撃検知をさらに強化することも可能です。

引用:なりすまし判定技術WEBサイト(https://bio-check.pas-ta.io/)
【2】顔位置検出の改善
より新しい顔位置検出モデルを導入することで、既存の顔位置検出精度をより向上させました。あわせて、マスク装着時の顔位置検出など、これまで精度が出にくかった条件下における検出ロバスト性も向上しております。
【3】OpenCV 4.10.0 対応
依存ライブラリである OpenCV を 4.10.0 に対応しました。あわせて、SDK が利用しない不要モジュールを OpenCV から除外することで、ライブラリ全体のサイズを軽量化しております。組み込み環境やエッジ端末等、リソースに制約のある環境への組み込みもより容易になります。
【4】C#(.NET 8)正式対応
本ライブラリは原則 C++ インターフェースとなっており、これまでもお客様側での追加実装によるラッパー経由で C# からご利用いただくことは可能でしたが、本バージョンより C#(.NET 8)を正式対応言語として追加いたしました。あわせて、Windows 向け WinForms GUI サンプルアプリ(カメラ入力版・ファイル入力版)のソースコードを SDK に同梱しており、.NET 8 環境へそのままビルド・カスタマイズいただけます。.NET 環境上での顔認証・eKYC ソリューションへの組み込みがより容易になります。
正式対応言語(v2.3.0 時点):C++ / C#(.NET 8)(NEW)
活用特許の詳細
本技術には、パナソニック株式会社とスワローインキュベートの共同出願特許を活用しています。なりすまし判定に関する特許は、日本・米国・中国・インドの4ヶ国で権利化されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発明の名称 | 判定方法、判定装置、および判定プログラム |
| 日本 | 特許第6956986号 |
| 米国 | US12223774B2 |
| 中国 | CN115039150B |
| インド | IN590332B1 |
| 特許権者 | パナソニック株式会社、株式会社スワローインキュベート |
提供形態について
「なりすまし判定技術」は、以下の形態で試用版をご提供しています。いずれも1ヶ月無料でお試しいただけます。
- 試用版SDK(Windows / Linux / iOS / Android 対応・1ヶ月無料)
- 試用版アプリ(Windows 用・カメラ入力版/ファイル入力版)
- 試用版スマホアプリ(iOS / Android)
試用期間終了後は、開発版・商用版SDKライセンスをご購入いただく流れとなります。
詳細は製品サイトをご覧ください。
製品サイト: https://bio-check.pas-ta.io/
資料ダウンロード
SDKインターフェース仕様書・各種組み込み等に関するご利用ガイドは、製品サイトの資料欄から無料でダウンロードいただけます。
https://bio-check.pas-ta.io/#doc
今後の展開
なお、なりすまし判定技術をクラウド経由で手軽にご利用いただける「なりすまし判定API」を近日中にリリース予定です。
スワローインキュベートについて
スワローインキュベートは、ヒューマンセンシング領域の画像処理AIを研究開発する技術企業です。
パナソニック株式会社との共同出願特許は国内12件が権利化されており、なりすまし判定・まばたき検出・視線検出・虹彩認証などの独自技術をSDK・APIとして提供しています。
会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 社名 | 株式会社スワローインキュベート |
| 本社 | 茨城県つくば市千現2-1-6 つくば研究支援センター B-5 |
| 代表者 | 代表取締役 大野 寿和 |
| 設立 | 2013年12月 |
| 資本金 | 500万円 |
| 事業内容 | ・AI画像処理 SDK・API・SaaS事業(なりすまし判定、虹彩認証、まばたき判定、視線検出、視距離推定ほか) ・受託開発事業(研究開発、生成AI活用アプリ開発、AIエージェント開発、PoC開発支援、Claude Code導入支援) |
| 主な取引先 | ・パナソニック株式会社 ・パナソニックIPマネジメント株式会社 ・NEC(日本電気株式会社) ・本田技研工業株式会社 ・京葉システム株式会社 ほか |
本件に関するお問い合わせ
株式会社スワローインキュベート
技術サポート事務局
Email:support@swallow-incubate.com
URL:https://bio-check.pas-ta.io/
※当社は、他社の所有する知的財産の活用・促進を目的として、知的財産権の一部のライセンス及びサブライセンスの許諾を受けて活動しております。
※本リリースに掲載されている内容やお問合せ先等は、発表時点の情報です。その後、予告なしに変更となる場合があります。
